外壁塗装の費用内訳を徹底解説|見積もり項目・相場・注意点【2026年版】
外壁塗装の費用内訳を徹底解説
外壁塗装を検討し始めると、誰もが最初に直面するのが「費用の不透明さ」です。
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「100万円が相場と聞いたのに、見積もりは150万円だった」「足場代無料って本当?」といった疑問や不安は尽きません。実は、外壁塗装の価格には明確な「内訳」があり、それを知るだけで適正価格かどうかを自分で判断できるようになります。
本記事では、現在の建築資材高騰を反映した2026年最新の費用相場から、見積書で必ずチェックすべき足場代の詳細まで、17年以上の業界知識を凝縮して解説します。
外壁塗装の費用内訳とは?
延べ床面積,塗装面積(目安),費用相場(足場・諸経費込)
20坪,約80〜100㎡,60万円 〜 90万円
30坪,約120〜140㎡,80万円 〜 120万円
40坪,約160〜180㎡,110万円 〜 150万円
50坪,約200〜220㎡,140万円 〜 190万円
注意ポイント
近年の原材料費および物流費の上昇により、数年前の相場(30坪80万円〜)より10〜15%ほど上昇傾向にあります。あまりに安すぎる見積もりは、工程の簡略化(手抜き)の恐れがあるため注意が必要です。
外壁塗装の費用内訳とは?
見積書が「一式」としか書かれていない業者は、その時点で候補から外すべきです。優良業者の見積書には、必ず以下の4つの項目が分かれて記載されています。
① 材料費(塗料・養生材など):約20〜30%
塗料代そのものです。選ぶ塗料によって大きく変動します。
シリコン塗料: コスパ重視。10〜12年耐久。
ラジカル塗料: 現在の主流。12〜15年耐久。
フッ素・無機塗料: 高耐久・高価格。20年前後。
② 人件費(職人の手間代):約30%
外壁塗装は「下塗り・中塗り・上塗り」の3回塗りが基本です。この工程を守るための適正な職人数が必要です。
③ 足場代:約20%
実は見積もりの中で大きなウェイトを占めるのが足場です。後ほど詳しく解説しますが、「足場代無料」を謳う業者は、他の項目に上乗せしている可能性が高いです。
④ 諸経費・利益:約20%
現場管理費や事務手数料、廃棄物処理代などが含まれます。
足場設置費用の相場
多くの人が「塗るわけでもないのになぜこんなに高いのか」と感じるのが足場代です。しかし、足場は職人の安全を守り、丁寧な作業(塗り残し防止)をするために不可欠なものです。足場代の計算式足場代は以下の計算式で概算が出せます。
足場費用 = (家の外周 + 8m) 高さ *平米単価
一般的に、外周にゆとりを持たせるため「+8m」程度を加味します。平米単価の相場: 800円 〜 1,100円/㎡飛散防止ネット: 100円 〜 200円/㎡30坪(外周約25m)の家の場合、足場代だけで15万円〜20万円程度かかるのが一般的です。
これに飛散防止ネット(塗料が近隣に飛ばないための幕)の代金が加わります。
※お隣さんが大きなガレージなどがあればメッシュシートから網目のない白シートなど使用するため料金が少し上がる場合があります。

外壁塗装を「安く抑える」ための3つのコツ
高額なリフォーム費用を少しでも抑えるためには、単なる値引き交渉ではなく、戦略的なアプローチが必要です。
① 火災保険や助成金の活用
台風や雹(ひょう)などの自然災害で外壁や屋根にダメージがある場合、火災保険が適用されるケースがあります。また、自治体によっては「省エネリフォーム」として助成金が出るため、着工前に必ず確認しましょう。
② 屋根塗装とセットで行う
足場代は1回建てるごとに20万円弱かかります。外壁と屋根を別々の時期に塗ると、足場代が2回分(40万円)かかりますが、同時に行えば1回分(20万円)で済みます。
③ 地元の自社施工業者に頼む
大手ハウスメーカーやリフォーム会社は、下請けに丸投げするため、中間マージン(30%〜50%)が発生します。直接施工を行う地元の塗装店に依頼することで、同じ品質でも費用を大幅に抑えられます。
見積もりで注意するポイント
「相場より安いから」と飛びつくと、数年で塗装が剥がれるなどのトラブルに繋がります。以下の3点は必ず確認してください。
「3回塗り」が明記されているか?(下塗りの種類まで書いてあるか)
面積が「一式」ではなく「㎡(平米)」で記載されているか?
足場代が「無料」になっていないか?(他で調整されていないか)
外壁塗装費用を安くする方法【プロが教える5つのポイント】
① 相見積もりを必ず取る
最も効果的なのは、複数の業者から見積もりを取ることです。1社だけでは相場が分からず、適正価格か判断できません。2〜3社程度の見積もりを比較することで、「足場代」「塗料代」「人件費」などの内訳の違いが見えてきます。特に注意したいのは、極端に安い見積もりです。必要な工程が省かれている可能性があるため、価格だけで判断しないことが重要です。
② 塗料のグレードを目的に合わせて選ぶ
塗料は価格差が大きく、費用全体の約2〜3割を占めます。高耐久塗料は初期費用が高いですが、塗り替え周期が長くなるため長期的にはお得になる場合もあります。一方で、短期間で住み替えを予定している場合は、ミドルグレードの塗料を選ぶことでコストを抑えられます。大切なのは「必要以上に高い塗料を選ばない」ことです。
③ 工事時期を調整する
外壁塗装には繁忙期と閑散期があります。一般的に春と秋は依頼が集中しやすく、価格が下がりにくい傾向があります。逆に、梅雨前後や冬場など比較的工事が少ない時期は、スケジュール調整のために割引が出るケースもあります。時期を少しずらすだけで数万円単位の差が出ることもあります。
④ 不要な工事を見極める
見積もりの中には、すべての家に必要とは限らない項目が含まれている場合があります。例えば、劣化が少ない部分の過剰な補修や、必要以上の付帯部塗装などです。プロに相談しながら「本当に必要な工事か」を確認し、優先順位を決めることで費用を調整できます。
⑤ 地元の実績ある業者を選ぶ
大手業者は安心感がありますが、中間マージンが発生することがあります。地域密着型で施工実績のある業者は、直接施工でコストを抑えられる場合が多いです。ただし、価格だけでなく施工事例や保証内容、口コミなども確認し、信頼できる業者を選びましょう。
外壁塗装費用を安くするポイントは、「安さ」ではなく「適正価格」を見極めることです。相見積もりで相場を知り、塗料や工事内容を目的に合わせて選ぶことで、無駄な出費を防げます。大切な住まいを長持ちさせるためにも、価格と品質のバランスを意識した選択をおすすめします。
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